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虫歯の進度と治療

小学校などで行われた歯科検診で、「C1」や「C3」といったことを聞いたことがある人は少なくないと思います。 これらの「C1」や「C3」というのは虫歯の進行度を示す言葉で、歯科検診中に歯科医がこの言葉を口にしているということは、お口の中に虫歯があるということです。 ところで、この「C1」や「C3」などによって虫歯の治療方法が違ってくることをご存知でしょうか? 虫歯の治療というのは、「患部を削る」のが主です。 細菌に感染した歯の表面を削り取り、そこに詰め物をしたり被せものをしてかみ合わせや見た目を整えたりするのが、虫歯の治療の主な流れなわけです。 ただ削るだけですが、虫歯の進行度によって削る範囲が大きくなりますので、治療の規模も大きくなってしまいます。 「C1」であれば表面を薄く削る程度ですので大したことはありませんが、「C2」の虫歯の治療では麻酔が必要になるほどの激痛を伴うことも少なくありません。 「C3」にまで達していると神経を抜くなどの処置が必要になりますので、治療期間も長くなり歯を失うリスクも出てきます。 もし「C4」にまで達していると多くの場合は抜歯をすすめられるでしょう。 多くの病気と同じく虫歯も、進行していればそれだけ治療が困難になり、回復できなくなる可能性も出てきます。 もし歯科検診で「C1」などと言われたら、すぐに歯科医で治療してもらうようにしましょう。 当院では、一般歯科診療を行っております。ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。 /