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インビザラインの欠点は?

インビザライン(マウスピース矯正)は、透明なマウスピースを使うので、矯正していることが気づかれにくく、気づかれても不自然に見えにくい歯科矯正治療です。また、食事の時にマウスピースを外して普段通りの食事を楽しめたり、2週間ごとにマウスピースを交換するだけで治療が進んだりするのも、患者様にはうれしい点でしょう。 今回は、そんなメリットばかりのインビザラインのデメリットを挙げてみます。 デメリット1.虫歯になりやすい 食事の後、歯みがきせずにマウスピースを装着すると、歯についた汚れが唾液で洗浄されることなく、そのまま虫歯菌のえさになってしまいます。そのため、インビザラインは虫歯になりやすいと言われています。 しかし、ワイヤーを使うブラケット矯正でも、歯みがきしなければ虫歯になるリスクはありますし、ブラケット矯正は矯正装置を外せませんので歯みがきがしにくく、みがき残しが多くなるリスクが高いです。その点、インビザラインのほうが歯みがきしやすいので、歯みがきを必ずする場合は、むしろ虫歯になりにくいとも言えるのです。 デメリット2.矯正力が弱い インビザラインは移動すべき位置の型に成型したマウスピースを装着するだけですので、力加減を調整できるブラケット矯正に比べて矯正力が弱くなります。 確かに、矯正力の最大値はブラケット矯正に軍配が上がります。しかし、矯正治療では、症例にあった力が必要なのであって、強い力が必要なわけではありません。インビザラインで治療できる症例には適した強さだと言えるのです。 デメリット3.患者様が取り外すので、矯正期間をコントロールしにくい ブラケット矯正は患者様自身が取り外すことができませんが、インビザラインでは患者様の都合に合わせて取り外すことができます。そのため、患者様によってはあまり装着せず、治療がうまくいかない(元に戻る)こともあるのです。 この点は、確かにブラケット矯正のほうが良い点かもしれません。しかし、こういった患者様の行為は、患者様と医師との信頼関係の問題で、インビザラインだけの問題ではないでしょう。患者様は、医師を信じて、1日に20時間以上は装着し続けるようにしてください。 当院では、インビザラインによる歯科矯正治療を行っております。 お口や歯のことでご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。 /