マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
誰にも気付かれず、そして快適

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は「アライナー」と呼ばれる透明のマウスピースを用いて行う歯科矯正治療法です。
世界中で300万人の患者さんが使用していると言われており、マウスピースを用いた矯正治療の中でも実績のあるシステムです。
治療時は、その人に応じた矯正装置を作成し、治療段階に合わせていくつか装置を交換しながら歯並びを整えます。3Dデジタルスキャナー(iTero element)でデジタル撮影を行い、得られたデータからシミュレーションし矯正装置を作成します。3Dデジタルスキャナー(iTero element)による撮影は1回で済むため、型取りに何回も通院する手間はありません。
3次元のデジタル印象採得装置「iTero element」
当院では「iTero element」と呼ばれる3Dでスキャン可能なデジタルスキャナーを使用しています。口腔内を素早く連続して3次元でスキャニングし、正確な画像データを取得します。
iTeroによるスキャニングは患者さんは口を開けているだけです。スキャナーの先端は口の中に入りやすく、また口の中で動かしても影響ない構造のため疲れにくいです。口の中に入るスキャナーの先端は取り外し式で消毒済みなので清潔です。
従来のシリコン印象より早く的確にデータを集められるため、仕上がりが従来よりフィットしやすくなるなどメリットがあります。3Dのスキャニング結果はその場の画面で確認でき、取得した画像データのシミュレーションが2、3日でできるため、矯正装置が早く仕上がります。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)治療の流れ
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)の比較
従来のブラケットやワイヤーを用いた矯正治療法と異なり、痛みがあまりなく、取り外し可能なため歯磨きが行えます。装置自体が透明なので誰にも気付かれず、快適に歯並びを整えられます。
歯を動かすのに金属を使用しないため、金属アレルギーの方も矯正治療が可能です。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、前歯のズレや矯正に適していますが、重度の不正咬合(抜歯が必要となる)治療は向いてません。
当院では患者さんの口内を確認し、症状に合わせてご提案します。
まずはご相談ください。
主なメリット

- 装置が透明なので目立たない
- ワイヤーを使用しないので食事がスムーズ
- 装置を取り外して歯磨きできる
- 装置を取り外して洗浄できるため衛生的
- 金属アレルギーの人もOK
- 3Dシミュレーションで治療過程の歯の動きと、治療完了後の歯並びを確認できる
主なデメリット

- 装置を決められた時間(1日20時間以上)装着する必要がある
- 歯を装置が覆うため、顎の位置が変化する可能性がある
- 装置の着脱時に、歯の負担がどれだけかかるかわからない
- 装置をしっかり装着できてない場合は、シミュレーションした歯の動き通りに進まないため、装置を再度製作し直さなければならない
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)についてのよくあるご質問
どのくらいの頻度で通院すればよいですか?
治療のステージによって変わりますが、おおむね1~2ヶ月に1度のペースで通っていただきます。
アライナーは1日何時間くらい装着すればよいですか?
1日に20時間以上装着してください。食事や歯磨きの時以外は「常に」と思ってください。
治療期間中、食べものや飲みものの制限はありますか?
担当医師から特別な指示がない限りありませんが、口腔内を清潔に保つことと、破損を防ぐため飲食時はアライナーを外すようにしましょう。ただし、水はこの限りではありません。
アライナーのメンテナンスはどのようにしたらよいですか?
アライナーを装着する前・外した時は必ず水洗いしてください。ご自分の歯ブラシを用いて洗って構いません。また、専用の洗浄剤もあります。
アライナー装着に痛みが伴いますか?
アライナーが新しくなった数日間は多少痛むことがあります。歯が目的位置まで動く時の痛みなので徐々になくなります。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)で治療できないケースもあるのでしょうか?
すべての矯正装置それぞれに向き不向きがあり、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療が難しいケースもあります。ただしその場合、他の装置と併用すればほとんどの症例に適応できるので、ぜひ担当医にご相談ください。
前歯が部分的に傾いている程度なので矯正しようか迷っています。もっと手軽にできる矯正はありますか?
当院は前歯のみのマウスピース型カスタムメイド矯正装置(iGOシステム)を導入しています。通常の矯正に比べて費用が安く4~6ヶ月と短期間です。是非担当医にご相談ください。